結論から言うと、「家はその重みで地面に沈み、自重でグニャグニャに潰れ、あなたは即座にホームレスになる」という未来が待っています。
前回の「ボンネット」の比ではありません。家一軒分の体積が純金に変わる物理現象は、もはや災害です。
1. 物理的崩壊:家が「沈む」
最も致命的なのが重量の変化です。一般的な木造住宅の比重(約0.5)に対し、純金は「比重19.3」です。つまり、家が約40倍重くなります。
- 地盤沈下:一般的な2階建て木造住宅の重量が約30トンだとすると、純金になった瞬間に約1,200トンになります。静岡の一般的な住宅地の地盤がこの超重量に耐えられるはずがなく、家はズブズブと地面にめり込み、基礎コンクリートは粉々に砕け散ります。
- 構造崩壊:純金は柔らかいため、柱や梁がこの1,200トンを支えきれません。家は「建っている」状態を維持できず、熱した飴のようにグニャリとひしゃげ、最終的には「巨大な金の塊」になって地面に転がることになります。中にいたら圧死します。
2. 居住性:夏は灼熱、冬は極寒
奇跡的に形を保ったとしても、住むのは不可能です。
- 熱伝導率の地獄:金は木材の数千倍、熱を伝えます。冬は外気と同じ温度まで一瞬で冷え、暖房をつけても熱がすべて壁から外に逃げるため室内は冷蔵庫になります。夏は直射日光を浴びると家全体がフライパンのようになり、壁に触れただけで火傷します。
- 電気ショート:壁も床も天井もすべて電気を通します。コンセントの配線がむき出しになっていれば、家全体が帯電し、ブレーカーを入れた瞬間にショートして火花が散ります。
3. 「家賃タダ」の代償
あなたは現在、家賃がかからない環境にお住まいとのことですが、家が金になった瞬間、その「家の所有者(ご親族や会社など)」に地獄が訪れます。
- 固定資産税の悪夢:日本の固定資産税は「評価額」で決まります。もし役所が「素材価値(金)」で評価した場合、評価額は数千兆円になります。その1.4%が税金として請求されるため、所有者は一瞬で破産します。
- 処分の難しさ:「じゃあ売ればいい」と思いますが、これほどの量の金が市場に出れば金相場は大暴落し、解体費用の方が高くつく「産業廃棄物」になります。
まとめ
家が純金になると、「物理的に押し潰され、住む場所を失い、所有者は税金で破滅する」という結末になります。
今の「木造(あるいは鉄骨等)で、雨風をしのげて、適度な温度が保てる家」こそが、実は金よりも価値がある最高の素材だと言えます。
ちなみに、もし家の素材を変えるなら「チタン」あたりにしておきますか?(軽くて強くて錆びないので、家としては最強です)